今回の主役は巨大な柑橘系果物「ばんぺいゆ」です。
知らない人には何の名前なのかわからない響きですよね。愛嬌のある名前に感じてしまうのは私だけでしょうか?(笑)
名前も独特ですが、ばんぺいゆは大きさも巨大で、世界最大の柑橘類とも言われています。
そんな特徴的な柑橘類の果物「ばんぺいゆ」がどんな果物かといった特徴と、食べ方を中心にご紹介していきます。
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ばんぺいゆの特徴と収穫時期・旬の時期
果物にはいろいろなタイプのものがありますが、中でもさっぱりとして食べると爽快感を得られる柑橘類の果物は、私達日本人にとって馴染みがありますよね。
柑橘類といえばオレンジやレモン、みかんが最もポピュラーですが、たまにはちょっと珍しい、違いのある柑橘類を試してみたいという時におすすめなのが「ばんぺいゆ」です。
その名前から日本原産と思われがちなばんぺいゆですが、ばんぺいゆの原産地はマレー半島です。
1920年代か1930年代にベトナムから台湾経由で日本に入ってきたという説が有力です。
ばんぺいゆの収穫時期および旬の時期は1月中旬頃からですが、中には収穫時期をお歳暮に合わせたハウス栽培も行われています。
なんと、ばんぺいゆは常温でも3ヶ月ほどもちます。
ですから、暮れに買っておけばお正月の飾りにもなります。
お正月にみんなでばんぺいゆを食べるのもいいですね。
収穫時期のばんぺいゆは手に入らないことも多い果物です。
ばんぺいゆを買いたい場合は、あらかじめ予約しておくことをおすすめします。
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ばんぺいゆって文旦と似てるけど、どう違うの?
柑橘類はミカン科ミカン属の木になる果実のことを指します。柑橘類の果物は。キンカンのように小さなものから仏手柑のような変わった形のもの、そしてばんぺいゆのように大きなものまでさまざまなバリエーションがあります。
そして、ばんぺいゆと共に形が大きいことで知られているの柑橘類が文旦です。
文旦は、「ザボン」「ジャボン」などとも呼ばれている果物です。
形が大きいという共通点を持つ、「ばんぺいゆ」と「文旦」ですが、その違いがわからないという人は少なくありません。
実は、この「ばんぺいゆ」と「文旦」の2つはまったく違う種ということではなくて、ばんぺいゆは文旦の一種なんです。
ばんぺいゆは「晩白柚」という漢字からもわかるように、果肉が文旦よりも白っぽいという違いがあります。
ちなみに、文旦の原産地は東南アジアや台湾、中国の南部などです。
日本では鹿児島県の阿久根市で広く栽培されており、同市の木にも指定されています。
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ばんぺいゆは皮も美味しく食べられる!
続いて、ばんぺいゆの食べ方をご紹介します。柑橘類の果物ですから、当然ながら果肉の部分をいただくのはもちろん、ばんぺいゆは皮の白い部分も食べることができるんです。
果肉と皮、それぞれの食べ方を説明しますね。
ばんぺいゆの果肉はシンプルに皮を剥いてそのままで
ばんぺいゆの果肉部分は、薄皮を剥いて、生でそのままいただくのが一般的な食べ方です。分厚い白い皮は後から活用できるよう、皮を剥く前には全体をまずしっかりと水洗いして下さい。
最初にヘタのある部分をカット(反対側のへその部分を合わせてカットしてもOK)取り除いたら、果皮に包丁で縦に切れ目を入れ、8等分にします。
こうすると皮が剥きやすく、きれいに食べることができます。
外の分厚い皮が剥けたら、さらに薄皮も剥いて、薄黄色の果肉の部分を取り出していただきます。
実際の剥き方の工程がわかる動画を見つけましたので合わせてご覧ください。
ばんぺいゆの皮の食べ方
今度は、ばんぺいゆの皮の食べ方です。皮の部分を活用するにはまず外側の黄色い部分を削ぎ落とします。
ばんぺいゆの皮を食すのは白い部分だけです。
次に白い皮の部分を熱湯に5分ほど浸します。
5分経ったら冷たい水で皮を洗い、再び熱湯に漬ける→冷水で洗うという作業をあと2~3回繰り返します。
これが終わったらお鍋に水と砂糖を同量入れ、沸騰したところで皮を入れて煮ます。
皮が汁を吸ったら火を止めて鍋から取り出して冷ましておき、グラニュー糖をたっぷりとふりかけます。
こちらも実際に調理している動画がありますので、紹介します。
さいごに
今回は、巨大な柑橘類の果物、ばんぺいゆについてお伝えしました。その大きさは、直径が25cm前後、重さが4kgまでになるんだとか。
そんな大きな果物が、果肉だけでなく皮もいただけるとは、何とも効率的!
まだ試してみたことのない人は一度味わってみたいものですね。
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