今回はアテモヤという果物について紹介します。
果物というとリンゴやぶどう、梨、バナナなどは昔からあるものなので馴染みがありますが、時にはちょっと珍しい、エキゾチックな果物が食べたいと思うこともありますよね。
そんな時におすすめなのが「アテモヤ」という果物です。
なんと、アテモヤは森のアイスクリームとも呼ばれるくらいですから、美味しいに違いない!
ということで、森のアイスクリーム、アテモヤがどんな果物なのかと、その味・食べ方・栄養を中心にお伝えしていきます。
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アテモヤってどんな果物?食べ方と味は?
アテモヤは品種改良によって作られた果物
アテモヤが結実したのは1913年、アメリカ合衆国フロリダで品種改良が行われ、誕生しました。
バンレイシ(蕃茘枝)またはアテスという果物(和名は釈迦頭)と、チェリモヤを交配させてできた種がアテモヤで、アテスの「アテ」とチェリモヤの「モヤ」を取って「アテモヤ」と名付けられました。
元となった果物のひとつ、アテス(釈迦頭)はバンレイシ科バンレイシ族の植物で、原産地は中南米と西インド諸島。
英米では別名「シュガーアップル」とも呼ばれています。
一方のチェリモヤは釈迦頭と同じくバンレイシ科ですが、原産地は南米のペルーやエクアドルで、現在ではスペインやイタリア、イスラエル、エジプト、さらにオーストラリアやニュージーランドでも広く栽培されています。
つまり、アテモヤはチェリモヤの子孫とも言えるんですね。
アテモヤの味!森のアイスクリームってどういうこと?
アテモヤの味はチェリモヤにかなり似ており、舌触りがアイスクリームを連想させることから「森のアイスクリーム」とも呼ばれています。タイでは「シュガーアップル」、アメリカでは「カスタードアップル」と呼ばれていることからもわかりますが、非常に甘くてクリーミーな味で知られています。
アテモヤの食べ方
アテモヤの食べ方はチェリモヤとだいたい同じです。とは言っても、チェリモヤの食べ方も知らん!って方のほうが多いと思いますので、ちゃんと説明しますね。
果肉がかなりやわらかいので、まず冷蔵庫でよく冷やしてから縦半分に切り、スプーンですくって食べます。
お客さまに出す場合には6等分くらいにナイフで切り分け、皮を剥いてお皿に盛り付ける食べ方もあります。
また、他の食べ方としては皮と種を取り除き、果肉をミキサーにかけて凍らせる方法もあります。
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栄養や旬は?アテモヤ豆知識!
アテモヤの栄養
アテモヤは味がいいだけではなく、栄養の点でもかなり優れている果物として知られています。
カロリーは100gあたり79gと高めで、オーストラリアでは身体が弱っている時の栄養補給、あるいは赤ちゃんの離乳食などとして用いられています。
アテモヤの栄養価としてまず注目されるのがカルシウム。
神経や筋肉を強化し、骨粗鬆症を予防してくれるので女性は心がけて食べたいものですね。
その他にも皮膚や粘膜を保護するナイアシン(ビタミンB3)やマグネシウムも豊富に含まれています。
アテモヤは食べて美味しいばかりではなく、体にうれしい栄養も豊富なので、手に入りやすい環境にいる場合は積極的に食べたい果物のひとつと言えます。
アテモヤの旬・食べ頃
アテモヤは他の果物と違って旬の時期が決まっている期間限定の果物ですから、この旬の時期を逃さずにベストコンディション食べたい果物です。で、11月から3月頃がアテモヤの旬の時期です。
アテモヤを買ってすぐの時は硬くて完熟していないので、冷蔵庫に入れずに常温で3日から7日ぐらい保存し、十分に追熟させます。
少し黒っぽくなってきて、手で触ってみて柔らかくなっていれば食べ頃。
よく追熟させずに緑色のうちに食べると硬くて甘みもなく、アテモヤ独特の森のアイスクリームのような食感を楽しむことができません。
アテモヤを買って早々に食べてしまうと、アテモヤの食感を楽しむことができないので注意してくださいね。
まとめ
今回はアテモヤについてお伝えしました。ちなみに、日本では沖縄、鹿児島を中心に生産されています。
楽天でアテモヤのお値段を調べてみたら、結構なお値段でした。
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アテモヤのお取寄せ
ちょっとした高級果物ですね。
ですが、森のアイスクリームと呼ばれるくらいの果物!
その甘さとクリームのような舌触りを味わってみたいですね。
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