海のギャングとも呼ばれるウツボ。
大きな口、あの細長い体、いかつい目つき、いかにも獰猛な性格がにじみ出ていますよね。
縄張り意識が強く、周りのものはすべて敵として攻撃するんだとか!
怖い印象ばかりあるウツボですが、実は食べられるって知っていました?
サバイバルの企画のテレビ番組で、捕獲して食べているのを観て、ウツボが食べられることを知った人って多いんじゃないでしょうか?
実は私もそのうちの1人でして・・・(笑)
では、ウツボって普段はどんな食べ方、さばき方がされているのか、そんな疑問についてまとめてみましたよ。
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ウツボってどんな魚なの?
本題に入る前に、ウツボに関する豆知識を簡単に。
ウツボは体長1メートルほどになり、胸びれと腹びれのない特徴的なスタイルを持つ魚です。
口を開ければ鋭い歯が並び、いかにも海の強者と言った風貌ですね。
テレビでウツボを見てなんだか恐ろしい魚だと思った人も多いでしょう。
ウツボの名前の由来は、弓矢を入れる空穂(うつほ)に見た目が似ていることに由来します。
夜行性でエビやカニ、貝類、タコを食べていて、なかなかグルメな一面があったりします(笑)。
ウツボの食べ方・さばき方
では本題のウツボの食べ方、さばき方に入りましょう!ウツボの食べ方
ウツボで食べられる部分は身の部分はもちろん、皮も好まれます。
ゼラチン質を持つ皮は熱を通すことで旨味が増し、ジューシーな味わいとなる食べ方ができます。
身は白身で、身の中に混じる脂が独特の柔らかい味わいを醸し出します。
湯引き、汁物、煮付け、から揚げなどの食べ方はもちろん、ウツボのたたきは近年関東でも見る機会が多くなりました。
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ウツボのさばき方
さばき方のコツは、まず塩もみをして全体のぬめりを取り、頭を切り落として内臓を落とします。ウツボは体長が長いので上半身と下半身に切り分けたほうが都合が良いため、だいたい肛門のあたりで切って2つにわけましょう。
ウツボのさばき方のコツで注意したいのが骨です。
ウツボの骨は一つ一つが鋭く、さらに大きさも大きいので、口に入れるのは極力避けたい部位となります。
加工指南のサイトなどでは骨切りをすれば良いとしているところもありますが、小骨というレベルからは程遠い大きさなので、切るのではなく取り除くのがベターでしょう。
実際にウツボをさばいている動画もありますので、合わせてご覧ください。
ウツボの栄養と効能
続いて、ウツボの栄養とその効能についてご紹介します。ウツボに含まれている栄養成分で注目したいのは特徴的なゼラチン質にあるコラーゲン成分ですね。
コラーゲンは肌を瑞々しく保つ他、関節の痛みを和らげる効果もあるので、若々しくアクティブに過ごしたい人に適している栄養素です。
また、ウツボは昔から目の疲れに効くと伝えられており、視力低下やドライアイを予防する効果も期待できます。
胃腸を保護して消化吸収のサイクルをスムーズにし、胃腸の荒れやもたれの解消にも役立つとされています。
このことから、胃腸に関連したガンを予防する効果も持ち合わせているそうです。
ウツボが食べられている地域と旬の季節
ウツボが魚屋やスーパーに並んでいるのを見たことがない人も多いでしょう。それもそのはず、ウツボは美味ではあるものの、食材としての活用は一部の地域に限られているのです。
全国的な嗜好ではありませんが、南方の暖かい太平洋側で食べられており、具体的には高知県、徳島県、伊豆半島、紀伊半島などになります。
旬の季節は主に冬から春先にかけてで、12月~3月がウツボの季節と覚えておくと良いでしょう。
さいごに
ウツボが食べられるってことを私が最近まで知らなかったには、食用として扱う地域が限られていているからなんですね。そして私がその地域に住んでいないから。
なので、住んでいる地域によってはウツボが食べられるは当たり前って人もいるんですね。
皮も身も美味しいって話ですから、旅行先でウツボを扱っているお店を見つけたら、ぜひ食べてみようと思った私です(同行者は怖がるかな 笑)
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