「果物の女王」と呼ばれるマンゴスチン。最近は日本のスーパーや八百屋、果物屋でもマンゴスチンが手に入る時期もあるようですが、まだ我々日本人にはそれほど馴染のない果物かもしれません。
とはいえ、女王と呼ばれるからにはマンゴスチンには何かがあるはず。栄養価や効能、食べ方、味、旬など、マンゴスチン雑学を見て行きましょう!
Sponsored Links
マンゴスチンはどんな果物?
マンゴスチンはフクギ科フクギ属の南国フルーツです。直径4~8センチほどの丸い形をしています。産地と旬は?
タイなどの東南アジアが主要な産地です。熱帯地方に適した植物のため、日本では栽培されていません。日本国内で入手できるマンゴスチンのほとんどがタイ産のものです。以前は生のマンゴスチンが輸入できませんでしたが、解禁となったことで身近になってきたという経緯がります。
マンゴスチンの旬は、5月~7月です。スーパや八百屋・果物屋でマンゴスチンが売られているのはこの時期です。
どんな味がするの?
マンゴスチンの味は、ほんのりとした甘みと酸味を持っていて、味はライチに例えられることが多いです。食感は柔らかく、口の中で溶けるような感触です。その味を知るとその人の好物の1つに加えれるくらい美味しいという意見が多いです。Sponsored Links
マンゴスチンの食べ方
マンゴスチンの木ような材質の皮に覆われていて、それを剥くと中にはニンニクのような形状をした白い実が現れます。新鮮なうちは皮ははそれほど固くないので、手で向くことができ、中の白い実をたべることができます。多少時間が経って皮が堅くなった場合は、ナイフや包丁で皮に切り身を入れれば、白い実にお目に掛かれます。形や剥き方はこちらの動画がわかりやすいです。
マンゴスチンの栄養価とその効能
マンゴスチンは味だけでなく、栄養価その効能が高いのも特徴です。含まれる栄養素としては、ビタミン類やたんぱく質、鉄分、カルシウムなど人間にとって欠かせないものばかりです。
ビタミンの一種である「ナイアシン」は、果物としては圧倒的の多く含まれています。ナイアシンは美肌や細胞の再生、アルコールの分解といった様々な効能があり、我々の生活には欠かせない栄養素です。摂り過ぎでも問題がなく、安全性の高いのも特徴です。
その他にも疲労回復や高血圧の予防の効果があるカリウムや、赤血球を作るのに必要な葉酸、皮膚や健康の維持に欠かせないパテントン酸など、マンゴスチンが持つ栄養素による効能は様々なものがあります。
また、特徴的な効能として、マンゴスチンの皮に含まれるキサントンは強い坑酸化作用を持ち、癌を抑制する効能があることもわかっています。
_______
おいしくて体に良いマンゴスチン、すごい果物ですね。さすが果物の女王といったとことでしょうか。
それに対し、果物の王様といえばあの独特で強烈なにおいを持つ、ドリアンです。マンゴスチンは日本国内で売られるようになりましたが、ドリアンはあのにおいを考えると難しそうですね。
これからマンゴスチンの旬を迎えますので、まだ食した経験がない方は、お店で見つけたら1度試してみてはいかがでしょうか?
【関連記事】
ブラックベリーの食べ方と栄養 どんな果物なの?
ネクタリンの食べ方 皮はどうする? どんな栄養がある?
スターフルーツの切り方・食べ方と栄養 どんな果物?