大きなヒレを持ち、海面から飛び上がって飛行するちょっと変わったトビウオという魚。特徴的な魚なので、その存在は広く知られていますね。
ですが、どんな魚かというと、飛ぶこと以外はあまり知られていないように思います。そんなトビウオの生態や、さばき方、味などトビウオの豆知識をあれこれまとめてみました。
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トビウオの生態
トビウオは、沿岸部の海の浅いところに生息し、動物性プランクトンを食べる魚です。体長は成魚で30~40センチメートルになります。胸ビレが羽のように大きく広がっているのが良く知られた特徴ですね。
トビウオは一種類ではない
ダツ目トビウオ科に属するのですが、数十種類の仲間の総称をトビオウと呼んでいます。トビウオ単体で一種類ではないのです。
最も多いのが「本トビウオ」と呼ばれる種類です。
また、食用として市場に多く出回っているのが比較的大型の「ハマトビウオ」です。その他にもツクシトビウオ、ホソトビウオなどがいます。
どれくらい飛ぶ?
海面から飛び出し、飛行するトビウオですが、その飛距離は平均でも100メートル以上といわれています。長いと300メートル、最長で500~600メートルも飛行します。高さは海面から約2メートル、飛行の速度は時速50~70メートルと、トビウオは自動車並みの速さで飛んでいるのです。
トビウオはなぜ飛ぶ?
トビウオが飛ぶのは、大型の魚に捕食されるのを避け、敵の魚から逃げるためと言われています。マグロ、シイラ、イルカなどに追いかけられると、空中へ飛び立ち、逃げるのです。100メートル以上飛行できるわけですから、相手が見失い、難を逃れられる可能性も高いですね。
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トビウオの味、さばき方、旬の時期
先ほど、食用としてハマトビウオが出回っているとご紹介したように、トビウオは食べることができます。刺身やなめろう、塩焼き、唐揚げなど、様々な食べ方があります。
脂がすくなく淡泊な味で、アジと比べられることが多いですがトビウオのほうがあっさりしていると言われます。

トビウオのさばき方
ここでは刺身用のさばき方を紹介します。といっても、他の魚と大きくは変わりません。
・うろこを取る
・頭と胸ビレ(ここはトビウオ独特ですね)を切り落とす
・腹を開いて内臓を取り出し、洗い流す
・中骨に沿って三枚におろす
・腹骨をすき取る(小骨が多いのでこれが大事)
・皮を引く
という流れです。・頭と胸ビレ(ここはトビウオ独特ですね)を切り落とす
・腹を開いて内臓を取り出し、洗い流す
・中骨に沿って三枚におろす
・腹骨をすき取る(小骨が多いのでこれが大事)
・皮を引く
Youtubeでも紹介されていますので、詳しくはこちらでどうぞ。
トビウオの旬は?
トビウオの旬は、種類によって異なり、時期は4~8月と比較的長いです。そのうち前半を”春とび”、後半を”夏とび”と入荷時期によって呼び分けられます。
どこで食べられる?
日本の各地で食べられていますが、水揚げ高が多いのは九州を中心とした西日本です。長崎県が一番多く、次いで鹿児島、島根と続きます。
九州地方の漁港近くや居酒屋などでご当地の呼び名である「アゴ」名前で出されていることが多いです。
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トビウオは飛行距離を延ばすために内臓が少ない体なので、鮮度が落ちにくい魚だそうです。なので刺身用として入手しやすいという特徴があります。
また、季節によっては楽天などのショッピングサイトで刺身が売られているので、お店になくても入手でることがあります。
楽天でトビウオの刺し身が売られているか探してみる
また、”トビッコ”という、あの赤や黄色の細かいつぶつぶの食べ物がトビウオの卵だったり、”くさや”の材料としてトビウオが使われていたりします。他にもトビウオの煮干しは、アゴダシといって、出汁の材料として使われてます。アゴダシで作った出汁は臭みが少なくて上品だとか。
トビウオが食用として広く使われているのをちょっと意外に思ったのですが、私だけでしょうか?
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