くわい/クワイってどんな野菜・どんな食べ方?栄養と食感

今回は、くわい(クワイ)という野菜について紹介します。

人によっては聞き慣れない名前の野菜かもしれませんね。

どんな野菜なのか、どんな食べ方をするのかと、栄養や食感を中心にお伝えしていきます。

では、はじめて行きましょう!

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くわい/クワイってどんな野菜?

くわいとは


くわいは中国南部原産のオモダカ科の水性植物で、日本には平安時代に伝わってきたとも、奈良時代に伝わってきたとも言われています。

どちらにしても、くわいは昔から日本人に愛されている野菜です。

写真を見てもらえばわかりますが、球根のような個性的な形をしているのも特徴の1つです。

11月~12月になると、勢いよく芽が出てくることから「芽出たい」→「おめでたい」となり、縁起物として正月のおせち料理に用いられます


くわいには、
  • 青くわい
  • 白くわい
  • 吹田くわい
の3つの種類があります。

日本で食べられているのは主にほんのりと青色がかっている青くわいです。

吹田くわいは大阪府吹田で栽培される伝統野菜です。

が、大阪で栽培されているといっても、京野菜のイメージが強いかもしれません。

くわいの主な産地は広島県で、国内の出荷量の約6割を占めています。

9月頃から収穫が始まり、春先まで収穫できます。

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くわいの名前の由来

くわいの名前の由来は「鍬芋(くわいも)」からきています。

芽の形が畑を耕す鍬に似ていることからついた名前です。

ちなみにくわいは漢字では「慈姑」と書きます。

一つの根にたくさん子がつく姿が、赤子を慈しんで授乳するように見えるからなんだそうですよ。

くわいの食べ方と食感


くわいには、しゃきしゃきとした独特の食感があります

「この食感がたまらなく好き」という人は少なくありません。

そんなしゃきしゃきとした食感を持つくわいの一般的な食べ方としては、煮物にすることが多いです。

中華料理の場合、食べ方の基本は炒め物です。

アクがあるので、米のとぎ汁で下茹でして十分にアク抜きしてから調理します。

素揚げにするとき、または丸ごと焼くときには、アクを抜く必要はありません。

お正月の含め煮としてもおいしいですよ。

また、何もつけずに素焼きにして、塩をつけて食べるのもオツなものです。


くわいは球体から芽が飛び出した形をいかして調理しましょう。

芽も食べられますから、皮をむくときに切ってしまわないように気をつけてくださいね。

切り方の参考になる動画がありましたので、合わせてご紹介します。



くわいの栄養・効能

続いてくわいの栄養と効能についてご紹介します。

くわいの主な栄養成分は炭水化物です。

ダイエット中の方は、食べすぎないように注意した方がよいでしょう。


また、カリウム、ビタミンB、リン、でんぷんなどの栄養素も含まれています。
特に、カリウムは豊富に含まれています。

カリウムの効能として過剰に摂取したナトリウムを排出する働きがあるので、血圧が高い方にオススメの食材です。

さらに、高血圧の予防だけでなく、筋肉の収縮をスムーズにする働きもあります。

そして、腎臓にたまる老廃物を排出してデトックスする働きも期待できます。


くわいの約1/4は炭水化物なので、ダイエット中の人は食べすぎないように気を付けないといけませんが、お肌を健康に保つビタミンB群のビオチンの量は野菜類の中でトップクラス。

美容にも健康にもよい効能のある野菜なんです。

さいごに

いかがだったでしょうか?

くわいは縁起物ですし、独特のシャキシャキとした食感にハマるとたくさん食べてしまいそう。

でも、野菜に分類されるとは言え、淡水化物を多く含むので体重やおなか周りが気になる人には食べ過ぎに要注意ですね。

以上、今回はくわいという野菜についてご紹介しました。

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