今回はシークワーサーの栄養と効能についてお伝えしていきます。
シークワーサーは沖縄や台湾で自生している果物ですが、最近は居酒屋のサワーのメニューとして良く見かけるようにもなり、身近に感じる人も多いと思います。
そんなシークワーサーは、たくさんの栄養が含まれていて、体に良いってご存知ですか?
しかもお酒好きな中高年が気になってしまう、肝臓にも良いとうことがわかってきているんです。
ということで、シークワーサーの栄養と効能について見ていきましょう!
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シークワーサーの主な栄養成分
シークワーサーには、私たちの体に良い栄養素がたくさん含まれています。
特に注目できるのは、フラボノイドの一種ノビレチンという栄養成分です。
ノビレチンは、最近注目されている栄養素の一つで、健康だけでなく美容にも良い成分です。
そして注目すべきは、ノビレチンが持つ発がん抑制作用。
がん細胞が増殖するのを防いだり、抗がん剤の作用を増強させたりする作用・効能が期待されています。
いずれ、がん治療に用いられるようになるかもしれませんね。
それだけではなく、ノビレチンは、脂質の代謝を改善し、血圧の上昇を防ぐので、メタボ対策にも効果的です。
さまざまな効果・効能が期待できる成分なのです。
ノビレチンはシークワーサーの皮に多く含まれている成分なので、果汁を絞る時には、皮も一緒に強く絞り出しましょう。
あますところなくシークワーサーの栄養分を摂ってください。
シークワーサーが肝臓に良いのはなぜ?
栄養価の高いシークワーサーですが、ノビレチンによる効能の他にも、肝臓にも良いということがわかってきています。
シークワーサーの抽出液には、肝臓の解毒作用の強化にも効果・効能があることが最近の研究でわかってきました。
シークワーサーが肝臓に良い理由のカギは「受容体」
人の細胞には、外部からの刺激によって活性化される「受容体」というものが存在します。いきなり受容体という難しい言葉が出てきたので解説すると、
【受容体とは】
受容体(じゅようたい、receptor)とは、生物の体にあって、外界や体内からの何らかの刺激を受け取り、情報として利用できるように変換する仕組みを持った構造のこと。レセプターまたはリセプターともいう。
【出典】ウィキペディア
解説を読んでも難しいですが、噛み砕いて言うと、受容体は食事の外部刺激などによって反応する、細胞の中にあるタンパク質の一種です。
研究では、シークワーサーの成分が、アルコールなどを分解し、解毒してくれる受容体を活性化させるので、肝臓の機能を強化する効果があるとされています。
肝機能が低下すると、疲労物質を排除しにくくなるので、倦怠感や無気力感、不眠などの症状が出てきます。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われるくらい不調に気が付きにくい臓器ですから、肝臓を健康な状態に保つにもシークワーサーは嬉しい食材ですね。
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シークワーサーによる効能は他にもたくさん
そのほかにも、シークワーサーには健康に良い効果・効能がたくさんあります。主な効果・効能だけでも、
- 脂肪の分解を助けるダイエット効果
- コレステロールの低下を促す作用
- 血糖値を下げる作用
- 認知症の予防
シークワーサーは、さまざまな生活習慣病、中性脂肪やコレステロール値を下げるといった効果が期待できる、驚くべきスーパー食材なのです。
それだけではありません。
シークワーサーの酸っぱい香りには、リラックス効果があります。
精油成分が豊富なので、アロマとしても使うことができ、リラックスしたり、リフレッシュしたいときに効果を発揮します。
また、柑橘系の香りには安眠の効果もあるので、神経がイライラしたり、緊張してピリピリしているときに香りをかぐと、気持ちが穏やかになりよく眠れますよ。
疲れているときに酸っぱいものを食べるとよいことは、よく知られていますが、シークワーサーにも疲労回復効果が期待できます。
シークワーサーの爽やかな香りは、食欲を増進させますし、クエン酸も疲れに効果があります。
夏バテで食欲のないときなど、肉や魚にシークワーサーのしぼり汁をかけて食べると、さっぱりとして食欲がわいてくるでしょう。
さいごに
今回はシークワーサーの栄養と効能についてお伝えしてきました。甘酸っぱい柑橘系の果物は体に良さそうな印象がありますが、まさにシークワーサーはその通りの果物ですね。
肝臓や中性脂肪、コレステロールに良いので、成人病予防に適した果物だとも言えます。
さらにかは香りにリラックス効果があるとか、クエン酸による疲労回復効果があるとか。
凄いですよねぇ。
関連記事:シークワーサーの美味しい食べ方!旬はいつ?
メタボで疲れやすい体質の私としては、これからシークワーサーを見かけた時は、最敬礼して購入してしまいそうです(笑)
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