プロ野球のキャンプは沖縄が主流 海外キャンプが減ったのはなぜ?

スポーツ
By: Michael Kuroda

2月1日、この日はプロ野球のキャンプが始まる日です。
プロ野球ファンにとっては少し早い春が来た感じですね。

自分の好きなチームや選手や今年は活躍できそうなのか、注目の新人選手はどうなのか、助っ人外国人は働いてくれそうなのか。スポーツニュースやスポーツ新聞がにぎわいます。

そのプロ野球のキャンプ地ですが、今は沖縄と宮崎に集中しています。

でも、1980年代はプロ野球の海外でのキャンプは少なくなかったんですよ。
どうして今は国内、しかも沖縄・宮崎に集中しているのでしょうか?

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2016年のプロ野球キャンプ地

まずは、2016年の各球団のキャンプ地を見て行きましょう。

【パ・リーグ】
球団キャンプ地
ソフトバンク宮崎
日本ハムアリゾナ ⇒ 沖縄
ロッテ沖縄
西武宮崎 ⇒ 高知
オリックス宮崎
楽天沖縄
 
【セ・リーグ】
球団キャンプ地
ヤクルト沖縄
巨人宮崎 ⇒ 沖縄
阪神沖縄
広島宮崎 ⇒ 沖縄
中日沖縄
横浜DeNA沖縄
 
日本ハムがアリゾナでキャンプを張る以外は、すべて国内。
しかも、セ・リーグに至っては全球団が沖縄に集結します。

今やプロ野球のキャンプ地は沖縄を中心に展開されていると言っていいでしょう。

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1980年代は海外キャンプも多かった

1980年から1990年代を知る人は、ヤクルトはユマ、巨人はグアムがキャンプ地という印象が強いと思います。

いくつか挙げてみると
球団キャンプ地時期
ヤクルトユマ(フロリダ)1978年-1999年
巨人グアム1982年-1999年
西武ブレイデントン(フロリダ)

ハワイ
1979年

1990年代前半
大洋(現 横浜)メサ(アリゾナ)1980年-1981年
 
その他にも近鉄(現オリックス)がサイパン、阪神がマウイでキャンプを行ったりしていました。
1球団だけ海外でキャンプという2016年と比較したら大きな差があります。

 

当時と何が変わったのか?

どうしてここまで状況が変わったのでしょうか?
 

1.経済状況の違い

1980年代から1990年代前半といえば、日本の経済状況も良く、特に1990年前後はバブル経済の真っただ中ですね。
球団が海外キャンプの費用を出しやすかったという事情がありました。
 

2.経済効果を狙った誘致活動と国内施設の充実

キャンプ地として使用されることで、選手、球団関係者だけでなく、マスコミ、さらにはファンが訪れることになります。宿泊施設、交通機関、周辺の店など、現地への経済効果はかなり大きいです。

沖縄など気候に恵まれた地域が、プロ野球の各球団へキャンプ地としての誘致活動を行い、国内キャンプが増えていったという背景があります。
誘致活動の中で、自治体や地元企業が練習施設を充実させてきたことで継続して使用されるようになっています。
 

3.オープン戦、練習試合がやりやすい

1990年代後半からの経済情勢やコクにキャンプ地の誘致活動による施設の充実などを背景にキャンプ地を沖縄、宮崎にしてきたことで、球団同士の交流が取りやすいというメリットが出てきました。

交流というのは試合のことです。少ない移動であまりコストをかけることなく試合が組めるメリットは大きいです。選手の調整状況、仕上がり具合の確認や、若手選手が試合でどこまで力を発揮できるのか、他球団との試合を通して見極め、選手に経験を積ませる機会が増やしやすいんですね。

特定の地域に集まってきたことで、他の球団も増えてきたという流れです。

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国内、かつ特定の地域に集まったことで、マスコミが取材しやすくなり、テレビや新聞を通した情報量が増えましたし、実際にキャンプ地まで観に行くというのも手軽になりました。

キャンプが国内に集中したことは、我々ファンにとってもメリットがあるんですね。

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