あなたは、じゅんさいという野菜をご存知ですか?
- なんとなーく知ってるけど食べたことはない
- 食べたことはあるけどそういえば何なのか知らない
実は私も以前、秋田に住むお友達からお土産で瓶に入ったじゅんさいを貰ったことがあるのですが、「ありがとう!」と喜んで受け取ったはいいものの、初めて見る野菜だったのでその食べ方を調べるのに必死になったことがあるんです・・・。
馴染みがないと、食べ方は知らなくて当然かと思います。
でも、せっかくもらった物だし食べなきゃもったいない!
と、調べて食べてみるとすごく美味しいものでした!
そこで、「じゅんさいってどんな野菜なの?」という事から、「じゅんさいの特徴や旬の時期、食べ方」などについてまとめてみました。
じゅんさいを食べてみたいけど、食べ方がわからないという方は参考にしてみてくださいね!
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じゅんさいってどんな野菜?旬の時期や特徴
じゅんさいとは?
じゅんさいは、スイレン科の水草の一種で、多年生の水性の植物です。沼の底に根っこを生やして茎を伸ばし、水面に楕円形の葉っぱを浮かべています。
根っこから生えてくる新芽は、ゼリー状のぬめりに包まれていて、そのツボミや芽の部分を食用として昔から食べてきた歴史があります。
じゅんさいの生産地は?
じゅんさいは、日本では山形、北海道、秋田で栽培されていますが、ダントツの生産量を誇るのが秋田県で、全体の8〜9割を占めているそうです!じゅんさいの旬の時期は?
じゅんさいの美味しい旬の時期は、4月〜9月上旬まで。その中でも、特に美味しいと言われているのが6月のようです。
秋田県では、初夏のじゅんさいが旬の時期になると、小さな小舟を浮かべてじゅんさいを摘む「採り子」の姿が初夏の風物詩となっているようですよ。
じゅんさいは、沼に小舟を浮かべて丁寧に手作業で摘んでいるのですね!
じゅんさいの味の特徴
じゅんさいの特徴は、見た目通りのツルツルぷりっとした食感と歯ごたえ。味には特にクセもなく、のどごしよく食べられます。
その美しいゼリー状の見た目から「食べるエメラルド」とも呼ばれています。
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じゅんさいを楽しもう!美味しい食べ方と栄養
じゅんさいがどんな野菜かは、だいたいお分かりいただけたかと思います。では次に、じゅんさいの美味しい食べ方のご紹介です!
じゅんさいの美味しい食べ方
じゅんさいは、軽く茹でてから使います。
水でサッと洗って沸騰したお湯の中に1分ほどくぐらせて、すぐに冷水にと取って冷まし、色止めをします。
こうすることで、きれいな緑色とプリッとした食感が味わえます!
基本的にクセがないので、どんな食べ方をしても美味しいのですが、やはりその食感を活かすような食べ方がおすすめですね。
- わさび醤油でお刺身のようにして
- 酢醤油とおろし生姜で和物にして
- 冷やっこの上に乗せて
- 冷たいお蕎麦やそうめんの上に具として乗せて
- お味噌汁や澄まし汁の具として
じゅんさいの独特なツルツルぷりぷりとした食感を楽しんでみてください!
じゅんさいの栄養
じゅんさいは、ほとんどが水分で栄養価はあまり無いとされてきたようですが、最近の研究結果では、緑茶と同じように豊富なポリフェノールが含まれていることが分かっています。
このポリフェノールの働きによって、コレステロールや中性脂肪といった脂質の代謝改善、内臓脂肪蓄積抑制効果も期待できるとのこと。
また、じゅんさいに含まれるポリフェノールを分析してみると、新規成分「ジュンサイノサイドA」という、シワや肌のたるみを抑える等の美容効果が期待できる成分も見つかったんです。
生活習慣病予防や、美肌効果へも期待ができそうですね!
まとめ
見た目も独特で、ツルツルぷりっとした食感も楽しいじゅんさい。クセもなく、いろいろな食べ方が楽しめます。
さらに、うれしいポリフェノールを含んでいて、健康への期待もできそう!
食べ慣れていない方も、手に入れる機会があれば、ぜひ美味しく召し上がってみてくださいね!
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