新幹線の海外進出 高速鉄道輸出競争に日本は勝てるのか?

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最近、新幹線の海外輸出が話題になることがあります。
高速鉄道の技術は日本の新幹線が世界一だと、我々日本人の多くが思っていることでしょう。
 
ただ、新幹線の海外進出は関係各国、つまり輸出先と日本、そしてライバル国の利害関係が絡み、そう簡単には行かないようです。

世界各国で高速鉄道計画が検討される中、主に日本、中国、ドイツ、フランスが自国の高速鉄道を輸出しようと争っています

新幹線と、ライバルとなる高速鉄道を比較し、新幹線が海外進出するための課題をお伝えします。

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新幹線と他国高速鉄道の特徴

新幹線

言わずと知れた日本の大動脈で、1964年東京駅 – 新大阪駅間で東海道新幹線が開業。
その後も国鉄時代に山陽・東北・上越の各新幹線が開業。JRとなってからも山形・秋田の2路線の他、最近では北陸と九州が開業し、今後も北海道などが予定されている。
営業走行での最高速度は時速300km。
  

ドイツのICE

ICE(インターシティエクスプレス=アイシーイー)という名称では、東西ドイツ統合後の1991年に運行を開始。
ドイツ各都市とオーストリア、スイス、オランダ、フランスの各地を結び、最高時速320kで走行。
  

フランスのTGV

1981年に、パリ – リヨン間でTGV営業路線が開業。
現在はフランス国内各地やベルギー、ルクセンブルグ、ドイツ、イタリア、スペイン結び、最高時速320kmで走行。
韓国のKTX、アメリカのアセラ・エクスプレスなどで、TGVをベースとした車両が採用され海外進出に成功。
 

中国の高速鉄道

高速化した在来線などもあるが、高速鉄道の新線車両は、中国鉄路高速と呼ばれる。
日本・ドイツ・フランスの各国の技術を元に生産されていたが、自国技術であると主張し、話題となった。
 

新幹線の海外進出事情

半世紀に及ぶ新幹線の歴史の中で海外に輸出された実績は、2007年開業の台湾のみです。

インドネシアの高速鉄道受注にあたっては、中国と争ったものの2015年9月に敗北が確定しまいた。受注確実と言われていた中で中国に敗れています。

インドの高速鉄道では、フランスが進行していたものの日本が巻き返し、2015年12月に台湾に次ぐ2例目を受注を勝ち取りました。
建設工事は2017年にスタートし、2023年に完成予定です。


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新幹線が海外進出を進めるためには

そもそも新幹線の海外進出は、「インフラシステムの海外展開」というアベノミクスの成長戦略の柱の1つです。
 
高速鉄道の導入は、国家プロジェクトのレベルですから、相手国と日本の首相・閣僚レベルの交渉となります。その点、日本は首相以下の閣僚がトップセールスをしているので、クリアできていると言えます。とはいえ、ライバル各国もトップセールスをしてきます。
 
では、何が決め手なのでしょうか?
 
相手国の事情による部分もありますが、やはり「お金」です。
高速鉄道の導入は莫大な費用が掛かりますが、計画している国に新興国が多いと言う点は見逃せません。
 
安価な高速鉄道と設備を導入すると、その後の老朽化による補修、危機・部品の入替えがが発生し、長期的なコストはかえって高額となることが予想されます。日本の新幹線の安全性、品質の高さは間違いないところなので、その点を相手国にどう説明していくか、相手国の事情を踏まえてどうプレゼンしていくかが重要となってきます。
 
そしてもう1つ。相手国の支援です。
相手は新興国が多いと書きましたが、先進国日本と相手国の首脳・閣僚レベルでの交渉というのは、どういう形であれ、相手国の支援というのが多分に含まれます。
 
双方に利益がある、Win-Winの関係で受注できるモデルを、色々な分野の専門家も交えて構築していく必要があるはずです。

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多くの国で、日本にとっても良い形での新幹線輸出が受注され、その開通のニュースをみたり、旅行でそれに乗ったりしてみたいですね。



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