わさび菜の食べ方と栄養・効能 生で食べられる?

わさび菜は、アブラナ科アブラナ属カラシナ種に属する、わさびに似た辛さがあるのが特徴の野菜です。
「わさび」とついたその名前から、どうやって食べるのか、どんな野菜なのかなど疑問に思いますよね。
 
ということで、今回はその「わさび菜」の食べ方や影響、効能などを見ていきましょう。
 

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わさび菜の食べ方

わさび菜は色々な食べ方ができますので、それぞれご紹介していきます。
 

おすすめの食べ方は生食

わさび菜の食べ方は、生が一番のおすすめです。大きくギザギザした葉は柔らかく、サラダやサンドイッチに使うと、その辛さを楽しむことができます。

わさび菜
 
食べる前に氷水に少し浸すのがおすすめです。また、外側の葉は少し固い場合がありますので、その場合はら黄緑色をした内側の柔らかいの葉を生食用に使用すると良いですよ。
 
残った外側の葉は、この後ご紹介する、火を通した食べ方に使ってください。
 

ゆでておひたしなどに

ゆでて、おひたしや和え物にするのも、わさび菜の食べ方の1つです。
 
沸騰したお湯に塩を少し入れて、1~2分程度茹でます。歯ごたえが残るように、ゆですぎないのがコツです。あとはお好みの味付けで、おひたしや和え物にして食べてください。
 

その他の食べ方

わさび菜は他にも
  • 炒めもの
  • 浅漬け(塩、醤油など)
  • 天ぷら
  • 鍋の具
  • みそ汁の具
などで食べられています。色々な食べ方ができる野菜なんです。
 

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続いては、わさび菜の栄養と効能を見ていきます。
 

わさび菜の栄養と効能

わさび菜はビタミンが豊富

わさび菜は、ビタミンが豊富な野菜です。
 
【わさび菜に含まれる主なビタミンと効能】
主な栄養素主な効能・効果
βカロチン
(ビタミンA)
抗発がん作用
髪、肌、粘膜の健康維持
視力の維持
ビタミンB2皮膚や粘膜の健康維持
エネルギー代謝(ダイエット効果)
ビタミンC風邪予防
疲労回復
肌荒れ防止
 
また、わさび菜の辛味はアリルイソチオシアネート(イソチオシアン酸アリル)という成分によるもので、抗癌作用や抗菌作用などに効能があると言われています。
 
色の鮮やかな野菜は、栄養・効能が高いことが多いですが、わさび菜も例外ではないのです。

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山葵菜〈ワサビナ〉1パック、50g〜100g前後

わさび菜の豆知識

最後に、わさび菜についてのあれこれ、豆知識をご紹介します。
 

わさび菜はからし菜から生まれた

わさび菜は九州の在来種、”からし菜”を元に作られました。からし菜の変種から育てられたてできた品種なんです。
 

わさび菜の旬は秋から春

わさび菜は一年を通して市場に出回っていますが、秋から春(10月~3月)にかけてが旬となります。市場の流通量が多くなるのも、この時期です。
 
また、辛味成分であるアリルイソチオシアネートは、寒さにあたると強くなり、増えるので、秋から初冬のものはあまり辛くなく、2月くらいからのものから辛さがしっかりしてくるという特徴があります。
 

全国各地で生産されている

わさび菜は生産高が特に多い地域というのはなく、東北から九州までの各地で作られています。
 

滋賀県では「愛彩菜」として生産されている

滋賀県の草津市では、わさび菜を地域ブランドの野菜”愛彩菜”として生産しています。愛彩菜は葉が柔らかく、生食に向いているのが特徴です。
 

わさび菜の保存方法

乾燥に弱いので、濡れた新聞紙に包み、袋に入れて冷蔵庫で保管するのが良いですが、数日で消化するようにしてください。
 
わさび菜は冷凍には向いていません。必要な場合はゆでてから冷凍庫に入れ、自然解凍させておひたしや和え物に使うのが良いです。
 
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わさび菜は家庭菜園でも気軽に作ることができます。栄養もあるので、冬の食卓の彩り用としてご自分で作るのも良いですね。
 
ぜひ、そのビリッとした辛味を楽しんでください。
 
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